- 車の輸出販売を始める
車の海外販売用ホームページを今井ゆみに依頼した後、あなたは最寄りの警察署までは足を運びましたか。 - まだ最寄りの警察署に行ってないのですか。
最寄りの警察署に行ってないということは、古物商の許可証も取っていないのですか。
古物商の許可証を取得していなければ、中古車ネットオークション会場にも入会できません。
面倒かもしれないけど、事が進まなくなってしまうので、早めに最寄りの警察署へ行ってきましょう。
自動車を海外へ輸出する手順
私は、少し前までフリーランスの車の海外販売屋さんでした。
その後、かつての同級生の今井祥恵が起ち上げたプリンセストレーディングのサラリーマンになりました。
ここで、私が毎日、プリンセストレーディングに出社して行っている車の海外販売の業務内容をお見せしましょう。
プリンセストレーディングにようこそ
プリンセストレーディングでの日々の業務。
自動車を海外に届ける
自動車の海外販売にとって、車を買ってくれるお客様は海外にお住いのため、車は海外に納車しなければなりません。日本の国境を越えて納車するのですから、海外への輸送、自動車の輸出がマストになります。- 自動車を海外に届ける
自動車の海外販売にとって、車を買ってくれるお客様は海外にお住いのため、車は海外に納車しなければなりません。日本の国境を越えて納車するのですから、海外への輸送、自動車の輸出がマストになります。
自動車輸出のやり方、流れを知るためにはどうしたら良いでしょうか。ちょうどプリンセスゆみの自動車海外販売店プリンセストレーディングのサイトに、自動車輸出の流れを知るのにぴったしのページがあります。
>> プリンセストレーディングとのご注文の流れ・取引方法
自動車の海外販売方法、仕入れから納車までの流れについては、各海外販売店でいろいろと工夫されております。
各販売店でそれぞれ独自のノウハウをお持ちで、それで各店舗とも他店との差別化を図っているのでしょう。 - そんな中、うちのプリンセストレーディングでは比較的オーソドックスな販売方法を採用していますので、これから自動車の海外販売を始められる方にも大いに参考になって頂けるのではないでしょうか。
>> プリンセストレーディングとのご注文の流れ・取引方法
プリンセストレーディングと海外バイヤーとの取引の流れを簡単に説明しているページです。
英文で書かれていますが、中学校程度の英語なら、それなりにお分かりになるあなたならば、特に難なくお読みになれると思いますよ。
もし、うまくお読みになれなかったら、前回の記事に書いた習うより慣れろ感覚での英会話学習で英語を見直してみましょう。
自動車輸出の大まかな流れ
それでは、私の日々業務をご覧下さい。
- 朝、出社すると私は、まず出社前に立ち寄ったコンビニで購入したホット缶コーヒーとヨーグルトを食べています。
って、そんな話はどうでもいいか。
出社して、自分のパソコンをデスクで起ち上げると、まずは海外バイヤーから来ているメールの確認が始まります。
海外バイヤーからのメールで、見積りを確認して、その金額を海外送金したよというメールを確認したときは、すぐにプリンセストレーディングの経理部、経理担当のスタッフに報告します。
報告を受けて、その後の数日間は経理スタッフが口座を確認して、その海外バイヤーからの送金が入ってきていないかをチェックしてくれます。 - 経理に報告して、戻ってきたらまだ海外送金してくれる前の海外バイヤーたちからのメールに対して、商談内容を返信します。
その際には、常に中古車オークション会場のサイトに会員ログインして、リアルタイムで海外バイヤーの欲している車を探しながらのメール返信です。
海外バイヤーとの商談・車の選定
ある程度、海外バイヤーへの返信作業が終わると、夕方までは中古車オークション会場にて車の選定作業です。
アフリカやヨーロッパの海外バイヤーたちは、時差があるので、日本時間だと夕方ぐらいからその日の活動開始となるからです。
午後一はゆとりの時間ですね。 - 日本時間での朝、早朝などはアメリカや南米、カリブ諸島辺りの海外バイヤーの活動時間です。
私も、そっち方面の海外バイヤーとの取引があるときは、朝早く起きて、自宅で朝活で海外バイヤーにメール返信しています。
そんなときは、プリンセストレーディングでは朝活後の午前中はプライベートタイムで昼出社が認められています。
中古車輸出業の実務講座の会社に長いこと勤めていた今井ゆみが、姉であり社長の今井祥恵に説明しました。
結果、プリンセストレーディングでは午前の代休が認められるようになりました。
車の売買契約、デポジット入金
- プリンセストレーディングの経理担当が、海外バイヤーからの海外送金を確認すると、私のところに報告してくれます。
車の仕入れ
海外送金が届いたら、海外バイヤーからお金を受け取ったのですから、その金額に見合った海外バイヤーの希望する車を仕入れて、相手のもとに届けてあげなければなりません。
中古車オークション会場で海外バイヤーの希望している車を探します。
車を中古車オークション会場から仕入れる前には、必ず海外バイヤーに一度その車の情報をメールで送り、その車で良いかどうかを確認してから、その車に、入札、落札して仕入れます。 - よほど車に自信があれば、いちいち海外バイヤーに確認せずに仕入れ、相手のところに届けても良いですが、例え車に自信があったとしても、トラブル防止のために一回は必ず確認してもらうことをお奨めします。
車の港への陸送、船積み手配
車を中古車オークション会場から落札、仕入れたら、その車を海外にいるバイヤーに届けるためにオークション会場から港に陸送屋さんに陸送してもらいます。
車が港に到着したら、相手先に行く船をブッキング、予約して輸出手続き開始です。行政書士に車検証を輸出抹消してもらいます。
相手先の国によって、車を輸出するのに輸出検査が必要な場合があります。 - 車の輸出検査も行います。輸出検査の申込先は、JEVICなど相手先の国によって異なります。
船の出航
輸出手続きが済んだら、車はブッキングした船に載せられて、海外バイヤーのいる相手先の国、港を目指して出航します。
残金の回収
海外バイヤーから100%全額前払いでもらっている場合は関係ありませんが、もし最初にデポジット(Deposit 前金)だけしかもらっていない場合には、残りの残金も、海外バイヤーに海外送金してもらいます。
残金が無いことを、あなたの銀行口座で確実に確認します。
- 出航後に船会社から受け取ったBL(船荷証券)を海外バイヤーのご自宅に航空郵便で郵送します。
これで、船が相手の港に到着し、相手の海外バイヤーがBLで車を受け取ったら、一つの車の海外販売取引が終了、完了となります。
自動車リサイクル料金の還付
最後に、自動車リサイクル料金を申請すれば還付してもらえることをひと言つけ加えておきます。
あなたが、中古車ネットオークション会場から海外バイヤーのために仕入れた車には、オークションでの落札価格以外に消費税が別途掛かります。
車は食品ではないので、軽減税は適用になりません。通常の消費税が落札価格に対して掛かってきます。 - 輸出の場合、消費税は掛かりません。後から申請すれば、その掛かった分の消費税を還付してもらえます。
たかが消費税かもしれませんが、利益を薄くさせられてしまった海外バイヤーなんかの取引の場合は、消費税が還付されるというのはけっこう大きいです。
知識として覚えておきましょう。
具体的な輸出方法
下記では、各項目それぞれの具体的な自動車の輸出方法についてご紹介いたします。
Step 1
海外バイヤーとの商談・車の選定
自動車の海外販売店(あなたの車の海外販売用ホームページ)へ海外バイヤーに来店してもらいます(SEO対策など)。 - 海外販売店上で見つけた好みの車にお問合わせ(オファー)してもらいます。
そのためには、海外販売店用ホームページには出来るだけ多くのお客様、海外バイヤーが好んでくれるような車輛を掲載しなければなりません。
お問合わせが来たら、さあ、お客様とのメール商談の始まりです。あれこれお客様の希望される車の選定してあげましょう。
海外販売用ホームページに掲載する車輛は、全国の自動車オークション会場にデジカメ持参で出張し撮影して来たり、近くの自動車販売店に営業がてら車の写真を撮影させてもらったり、あるいは各地で開催されている自動車の見本市のようなイベントにて撮影してきます。
自動車の車輛情報を集めましょう。
Step 2
- 車の売買契約、デポジット入金
メール商談でお客様の車の選定が済んだら、その車のお見積り、お客様の輸出先国までの輸出条件を決めましょう。
FOB、C&F、CIF価格など輸出条件を決めてから車の価格をお見積りします。
お客様があなたのお見積りに納得したら、お見積りの支払条件に基づいてお客様にデポジットいわゆる手付金、前金をお支払いしてもらいましょう。
お客様と合意した決済方法によって変わってきますが、だいたいTT決済、銀行振込によるものが多数でしょう。
銀行振込の場合、海外の銀行から日本国内の銀行への国際送金になりますので、国内間での振込に比べ多少振込に日数が掛かります。慌てず騒がず1週間ぐらいは余裕をみてあげましょう。 - アフリカなどの場合、お客様のご自宅から街中の銀行まで出向くのにも時間が掛かったり、そのため街まで出かける他の用事と合わせて銀行へも出向く方もいらしゃいます。
Step 3
車の仕入れ
お客様からのデポジットを、あなたの銀行口座に入金確認したら、実際に車を仕入れます。
仕入れ先はユーザー買取、他店からの業販などの場合もあるでしょうが、おそらく多くは自動車オークション会場にて入札、落札される場合が多いでしょう。
自動車オークション会場はこちらで加入できます。
>> プリンセス推奨オークション会場
Step 4 - 車の港への陸送、船積み手配
お客様の自動車を仕入れたら、続いてその車をお客様の元に納車するため、港へ陸送し船積みの手配をします。
お客様の輸出先国へ就航している船会社を調べ、その船会社に連絡し輸送スペースのブッキング(Booking)をします。
船のブッキングができたら、引き続き車の輸出通関を手配します。
Step 5
(車の輸出検査)
お客様の自動車の輸出通関手続きも取るのですが、ケニアやジャマイカなどのように輸出する前に、その自動車の状況を確認する輸出検査が必要な国々もあります。
お客様の輸出先国が該当する場合には自動車の輸出検査を行います。
- 輸出検査は、各輸出検査機関の専門検査官が予め定められた検査内容に基づいて、お客様の自動車の状況を検査します。
検査にパスすれば検査証が発行され、晴れて日本から輸出ということになります。
※検査に適合しなかった箇所は検査機関で修復、適合してくれます。
Step 6
代金回収
船積みが終わったら、その旨をバイヤーに伝えて、車両の残金の支払いの請求をします。
最初に100%全額前払いならば不要ですが、最近は、初めに前金、船積後に残金を受け取るケースが多くなっています。
代金回収のリスクを回避したいなら船積み前に全額前金での支払いを条件にするのがベストですが、他の企業との競争もありますので条件を厳しくすると商談がまとまりにくくなるかもしれません。 - Step 7
船の出航
お客様の自動車の輸出通関が完了し、輸出検査が必要な輸出先国の自動車は輸出検査を完了したら、自動車は船に載せられ、船は輸出先国へ向けて出航します。
Step 8
残金の回収
船積みが終わり船が日本の港を出港したら、船会社は船荷証券(B/L)を発行し、輸出者のあなた宛に3部郵送します。
※通関業者から輸出許可通知書を受取る場合もあります。
あなたは船会社から受け取った船荷証券(B/L)2部をお客様宛にも国際郵便で届けてあげなければならないのですが、その前にお客様から以前に頂いたデポジットの残金分を支払ってもらいます。
※残金のお支払いを確認するまでは絶対にB/Lを送ってはいけません。 - Step 9
船荷証券(B/L)の受取と海外発送
残金を確認したら、船荷証券(B/L)をお客様宛に国際郵便で発送します。
取引条件がCIF価格の場合は海上保険証券も一緒に同梱します。
そのほか輸出抹消証や英訳された輸出抹消証などを必要とする場合はそれらも一緒に同梱します。
※必要な書類はすべて忘れずに船荷証券(B/L)発送の際に同梱しましょう。
また韓国や大連、香港など日本から近場の国の場合は船がすぐに到着してしまうため船荷証券(B/L)などは発送せずにサレンダー(元地回収)にしてしまう場合もあります。
Step 10
自動車の納車
車を載せた船が航海しています。
- お客様の自動車を載せた船が、輸出先国現地の港に到着しましたら、お客様は港へ船荷証券(B/L)を持参して自動車を輸入通関して受け取りに行かれます。
お客様は船荷証券(B/L)を輸出先国の輸入通関へ持参することで、日本から届いた自分の自動車を船荷証券(B/L)と引換えに受け取ることができます。
お客様が港で自動車をお受取りになれば、これであなたの納車は完了です。
Step 11
自動車リサイクル料金の還付
お客様へ自動車の納車が完了したら、取引完了となります。
お疲れさまでした。 - 取引完了がしましたら、自動車リサイクル輸出返還事務センターにリサイクル料金の還付申請するのを忘れないでください。
日本から輸出した自動車は自動車リサイクル料金の還付を受けられます。
還付の際に必要な書類は船荷証券(B/L)のコピーと輸出抹消証のコピー、輸出許可通知書のコピーいずれの3点となります。
申請の際は忘れずに持参しましょう。
【リサイクル料金還付について】
自動車リサイクル輸出返還事務センター
TEL:0570-064-860
還付金を受取りましたか、申請から受け取るまでに時間が掛かる場合もあります。 - 還付金の受け取りは気長に待ちましょう。
以上が、自動車の海外販売、海外のお客様に自動車を納車するまでの手順、自動車輸出の大まかな流れになります。
還付金の受け取りを待っていずに、次の海外バイヤーを探し、次の車の海外販売取引をはじめましょう。
以前、輸出、取引をした海外バイヤーに対して、次の車はどうだと営業してみるのもよいでしょう。
一度、海外送金している相手ならば、あなたに対して相手の海外バイヤーも送金しやすくなっているはずです。
こうやって、あなたの常連となる海外バイヤーを1件ずつ、少しずつ増やしていきましょう。
- まあ、輸出方法を知ることも大事ですが、
車の海外販売は、日本の外、海外にいらしゃるお客様と商談、コミュニケーションをして車を販売するビジネスなのです。
つまり、車の海外販売は海外バイヤーとのコミュニケーションが求められる海外グローバルビジネスです。
中学校の英語が一通りマスターできれば、海外グローバルビジネスで使う英語などほぼほぼ80~90%は理解できます。
日本国外、海外にいるお客様と商談、コミュニケーションをとれる唯一の手段がインターネット、ホームページになります。自動車の海外販売にとって、自動車海外販売用ホームページは必須ツール、マストの存在なのです。
自動車の海外販売用ホームページは、下記より今井ゆみに制作を依頼できます。 - 3種の神器
車の海外販売を始めるには、車の海外販売用ホームページ、古物商許可証、中古車ネットオークション会場の3つは必須です。
あなたが海外バイヤーにとっての魅力的な良い車を取り扱っているということを、海外バイヤーに知ってもらうために車の海外販売用ホームページが必要です。
あなたの車の海外販売用ホームページに海外バイヤーからみた魅力的な良い車、車輛情報を掲載するためには、今の現状で中古車オークション会場に在る魅力的な良い車の車輛情報に敏感にアンテナを張っておくためにも、中古車ネットオークション会場への入会は必要です。
その中古車ネットオークション会場に入会するためには、最寄りの警察署に行って、古物商許可証を取得しておく必要があります。 - [contact-form-7 id=”220089″ title=”ミンチーに教える”]
- 車の国内販売だけでなく、こちらの「車の海外販売ホームページ」のような海外販売用ホームページをお持ちになって、思いきって車の海外販売も始めてみましょう。
【あなたに制作する車の海外販売用ホームページの特徴とは】
オリジナルデザイン。
英語で制作。
車輌リストは、ほぼいくらでも車輌を掲載*できます。輸出ホームページは世界に向けて発信されるので、対象が国内のみのサイトとは集客力が違います。海外用の英語だけでなく、国内の取引業者のために日本語ページも作ります。など多数
* お使いのWEBサーバ仕様による
【制作する車の海外販売用ホームページ・完成サンプル】
プリンセストレーディング - [contact-form-7 id=”38885″ title=”英語の海外輸出販売向けホームページ申込み”]
- 英語は、わからないよりは理解できた方が圧倒的に有利です。
英語のトレーニング
実は英語で何とか言いたいことを言えるようになるよりも、喋るよりも正確に聞き取ることの方が遙かに難しいです。
それにはトレーニングしかありません。
次項:世界の自動車ニュース - すぐやる! ゴオオー!