プリンセストレーディング
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自動車を海外へ輸出するときの手順について
自動車を海外に届ける
自動車の海外販売にとって、車を買ってくれるお客様は海外にお住いのため、車は海外に納車しなければなりません。日本の国境を越えて納車するのですから、海外への輸送、自動車の輸出がマストになります。
自動車輸出のやり方、流れを知るためにはどうしたら良いでしょうか。ちょうどプリンセスゆみの自動車海外販売店プリンセストレーディングのサイトに、自動車輸出の流れを知るのにぴったしのページがあります。
自動車の海外販売方法、仕入れから納車までの流れについては、各海外販売店でいろいろと工夫されており、各販売店でそれぞれ独自のノウハウをお持ちで、それで各店舗とも他店との差別化を図っているのでしょう。
そんな中、うちのプリンセストレーディングでは比較的オーソドックスな販売方法ですので、これから自動車の海外販売を始められる方にも大いに参考になって頂けるのではないでしょうか。
- 自動車輸出の大まかな流れ
- 海外バイヤーとの商談・車の選定
- 車の売買契約、デポジット入金
- 車の仕入れ
- 車の港への陸送、船積み手配
- (車の輸出検査)
- 船の出航
- 残金の回収
- 船荷証券(B/L)の受取と海外発送
- 自動車リサイクル料金の還付
下記では、各項目それぞれの具体的な自動車の輸出方法についてご紹介したいと思います。
>> 具体的な輸出方法はこちら
- Step 1
- 海外バイヤーとの商談・車の選定
- 自動車の海外販売店(あなたの海外販売用のホームページ)へ海外のお客様に来店してもらいます(SEO対策など)。海外販売店上で見つけた好みの車にお問合わせしてもらいます。そのためには、海外販売店用ホームページには出来るだけ多くのお客様、海外バイヤーが好んでくれるような車輛を掲載しなければなりません。お問合わせが来たら、さあ、お客様とのメール商談の始まりです。あれこれお客様の希望される車の選定してあげましょう。
- 海外販売用ホームページに掲載する車輛は、全国の自動車オークション会場にデジカメ持参で出張し撮影して来たり、近くの自動車販売店に営業がてら車の写真を撮影させてもらったり、あるいは各地で開催されている自動車の見本市のようなイベントにて撮影してきます。
- 自動車の海外販売用ホームページはこちらで作れます。
- Step 2
- 車の売買契約、デポジット入金
- メール商談でお客様の車の選定が済んだら、その車のお見積り、お客様の輸出先国までの輸出条件を決めましょう。FOB、C&F、CIF価格など輸出条件を決めてから車の価格をお見積りします。
- お客様があなたのお見積りに納得したら、お見積りの支払条件に基づいてお客様にデポジットいわゆる手付金、前金をお支払いしてもらいましょう。
- お客様と合意した決済方法によって変わってきますが、だいたいTT決済、銀行振込によるものが多数でしょう。銀行振込の場合、海外の銀行から日本国内の銀行への国際送金になりますので、国内間での振込に比べ多少振込に日数が掛かります。慌てず騒がず1週間ぐらいは余裕をみてあげましょう。
- アフリカなどの場合、お客様のご自宅から街中の銀行まで出向くのにも時間が掛かったり、そのため街まで出かける他の用事と合わせて銀行へも出向く方もいらしゃいます。
- Step 3
- 車の仕入れ
- お客様からのデポジットを、あなたの銀行口座に入金確認したら、実際に車を仕入れます。仕入れ先はユーザー買取、他店からの業販などの場合もあるでしょうが、おそらく多くは自動車オークション会場にて入札、落札される場合が多いでしょう。
- 自動車オークション会場はこちらで加入できます。
- >> プリンセス推奨オークション会場
- Step 4
- 車の港への陸送、船積み手配
- お客様の自動車を仕入れたら、続いてその車をお客様の元に納車するため、港へ陸送し船積みの手配をします。
- お客様の輸出先国へ就航している船会社を調べ、その船会社に連絡し輸送スペースのブッキング(Booking)をします。船のブッキングができたら、引き続き車の輸出通関を手配します。
- Step 5
- (車の輸出検査)
- お客様の自動車の輸出通関手続きも取るのですが、ケニアやジャマイカなどのように輸出する前に、その自動車の状況を確認する輸出検査が必要な国々もあります。お客様の輸出先国が該当する場合には自動車の輸出検査を行います。
- 輸出検査は、各輸出検査機関の専門検査官が予め定められた検査内容に基づいて、お客様の自動車の状況を検査します。検査にパスすれば検査証が発行され、晴れて日本から輸出ということになります。
- ※検査に適合しなかった箇所は検査機関で修復、適合してくれます。
- Step 6
- 代金回収
- 船積みが終わったら、その旨をバイヤーに伝えて、車両の残金の支払いの請求をします。船積後に残金を受け取るケースが多いように思います。代金回収のリスクを回避したいなら船積み前に全額前金での支払いを条件にするのがベストですが、他の企業との競争もありますので条件を厳しくすると商談がまとまりにくくなるかもしれません。
- Step 7
- 船の出航
- お客様の自動車の輸出通関が完了し、輸出検査が必要な輸出先国の自動車は輸出検査を完了したら、自動車は船に載せられ、船は輸出先国へ向けて出航します。
- Step 8
- 残金の回収
- 船積みが終わり船が日本の港を出港したら、船会社は船荷証券(B/L)を発行し、輸出者のあなた宛に3部郵送します。
- ※通関業者から輸出許可通知書を受取る場合もあります。
- あなたは船会社から受け取った船荷証券(B/L)2部をお客様宛にも国際郵便で届けてあげなければならないのですが、その前にお客様から以前に頂いたデポジットの残金分を支払ってもらいます。
- ※残金のお支払いを確認するまでは絶対にB/Lを送ってはいけません。
- Step 9
- 船荷証券(B/L)の受取と海外発送
- 残金を確認したら、船荷証券(B/L)をお客様宛に国際郵便で発送します。取引条件がCIF価格の場合は海上保険証券も一緒に同梱します。そのほか輸出抹消証や英訳された輸出抹消証などを必要とする場合はそれらも一緒に同梱します。
- ※必要な書類はすべて忘れずに船荷証券(B/L)発送の際に同梱しましょう。
- また韓国や大連、香港など日本から近場の国の場合は船がすぐに到着してしまうため船荷証券(B/L)などは発送せずにサレンダー(元地回収)にしてしまう場合もあります。
- Step 10
- 自動車の納車
- お客様の自動車を載せた船が、輸出先国現地の港に到着しましたら、お客様は港へ船荷証券(B/L)を持参して自動車を輸入通関して受け取りに行かれます。
- お客様は船荷証券(B/L)を輸出先国の輸入通関へ持参することで、日本から届いた自分の自動車を船荷証券(B/L)と引換えに受け取ることができます。お客様が港で自動車をお受取りになれば、これであなたの納車は完了です。
- Step 11
- 自動車リサイクル料金の還付
- お客様へ自動車の納車が完了したら、取引完了となります。お疲れさまでした。取引完了がしましたら、自動車リサイクル輸出返還事務センターにリサイクル料金の還付申請するのを忘れないでください。
- 日本から輸出した自動車は自動車リサイクル料金の還付を受けられます。還付の際に必要な書類は船荷証券(B/L)のコピーと輸出抹消証のコピー、輸出許可通知書のコピーいずれの3点となります。申請の際は忘れずに持参しましょう。
- 【リサイクル料金還付についてのお問合わせ】 自動車リサイクル輸出返還事務センター TEL:0570-064-860
- 以上が、自動車の海外販売、海外のお客様に自動車を納車するまでの手順、自動車輸出の大まかな流れになります。
まあ、輸出方法を知ることも大事ですが、
自動車の海外販売は、日本の外、海外にいらしゃるお客様と商談、コミュニケーションをして車を販売するビジネスなのです。
日本国外、海外にいるお客様と商談、コミュニケーションをとれる唯一の手段がインターネット、ホームページになります。自動車の海外販売にとって、自動車海外販売用ホームページは必須ツール、マストの存在なのです。
自動車の海外販売用ホームページはこちらで作れます。